今回は、企業の「DX」についてお話します。
そもそも、「DX」という言葉の意味がよく分かりにくいですよね。
一般的な目線での「DX」と、企業的な目線での「DX」で結構違います。

「DX」は何の略？

「X」は、「トランス」を「X」と英語圏では言うので、「デジタル(Digital)」の「D」と、「トランスフォーメーション(Transformation)」の「X」で、「DX」と略されます。

一般的な目線での「DX」

まず、一般的な目線での「DX」ですが、スウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が提唱したといわれています。
「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面で良い方向に変化させる」というのが一般的な「DX」です。

企業的な目線での「DX」

企業的な目線での「DX」は、日本の経済産業省が定めている意味を知る必要があります。
2018年12月に発表したDX推進ガイドラインがあります。

『経済産業省　DX推奨ガイドライン』掲載ページ

どのようなものかというと、

「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」

と説明されています。
これが日本の企業の「DX」、ということです。

一言でいうと、企業の「DX」とは 「企業はデジタルを活用して生まれ変わること」 ということです！